【エッセイ】レビューが好きすぎる/ネットに書いてあることを書くな

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 私はレビューが好きで、毎日買うあてもない高価なDTM機材のレビューを読み漁っています。
 日本だけでは飽き足らず、海外のレビューも読む始末。もはやレビュー中毒です。
「いつか大金を手にしたらあの機材を買ってみたい…!」という気持ちもあるにはあるのですが、それよりも単に読むのは「熱意のある文章」だからです。

 レビューは情熱がないと書けません。
 レビューというのはわざわざ通販サイトなりレビューサイトなりを開いてタイトルを考え本文を書くものですから、本来それなりに面倒で、「面倒でも書きたい!!」という欲求があって始めて書くものです(良きにつけ悪きにつけ)。
「Amazonレビューの中で★★★☆☆が一番少ない」という話を聞いたことがありますが、然もありなん。人間は「普通だったなぁ」と思う商品にレビューを書くことはしないものです。


 私は昔、複数人でブログを運営していたことがあって、素人の自分に先輩ライターさんから「くれぐれもネットに既に書いてあるような文章は書かないこと」と条件を課されていました。

 ファッションアイテムのレビューブログだったんですが、例えば「去年より身幅が○センチ大きい」とか「この服はスーピマコットンという長い綿で出来ていて~」などの情報は公式HPやZOZOを見ればわかること。
 そうではなくて、「私はユニクロだとMサイズをよく買いますが、STUDIOUSのこのアイテムならLでちょうど良かったです」とか「このウィンドブレーカーはシャカシャカした生地なので動く度に音がして気になる」などの主観が入っていた方がレビューとしての価値が高いわけです。
(サイズ感や生地感はネット通販では伝わりにくいので特に価値が高い)

取材・執筆・推敲 書く人の教科書(古賀 史健)

 これは私の好きな書籍、取材・執筆・推敲 書く人の教科書(古賀 史健)でも触れられていて、「価値あるコンテンツは①情報の希少性、②課題の希少性、③構造の頑強性でできている」と言われています。
 細かい話は省きますが、「ここでしか読めないものを、自分事で書く」というのが価値あるコンテンツを作るのに必要だという話。
 ※詳しくはコチラにも載っています(この書籍好きすぎんか??)。

「ここでしか読めないもの」というと話が大きいですが、『あなたの主観』はここでしか読めない貴重な意見。その商品を買うか迷っている人がわざわざ検索までして探しにくる価値のある文章です。

 実際、主観ではなく最大公約数的な書き方をしてしまう人は、他人の気持ちに聡い共感力の高い方なんだと思います。
 それでも、誰も見ないようなナァナァな記事を書くよりは堂々と晴れがましく自分の意見を語りませんか。

 書き方は簡単です。
 自分は使ってみてどうだったのか、自分は合うと思うのか、自分はこれからも使うのか。
 それを書くだけです。


【後記】
 ヤマザキ春のエッセイ祭り、どうも斉藤です。
 電波テンポアップして絶賛感電中⚡エッセイに迷っております。

 エッセイって本来は力のない文章で、散らばった原稿用紙を水みたいに手に溜めて指の腹で伸ばすように読んで、「本来は全然関係ないテーマだけど自分の人生のコレに響く」というような、柔と剛で言うところの『柔』のイメージが私にはあるんですが、その柔が難しい。

 私の文章はどうにも「これはよいものだからみんなにおしえる!」という意識が強すぎるきらいがあります。しばらくレビューをしていたツケで・す・な☆
 あと理屈っぽい。そこは重点的に反省しろ。はい。

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